暮らしをMERRYにするコラム
木育
木育 / 2015年3月21日

ヒノキ人によるヒノキを愛でるヒノキの話

20150321-01

今回の記事では、日本を支える木のひとつ、【ヒノキ】についてご紹介します。ヒノキは、日本人の暮らし大きく役立ってきました。そんなヒノキの歴史や背景に触れ、みなさんもヒノキのことを好きになってみませんか?

日本人とヒノキ

日本に古来から生息するヒノキ。太古の昔、脂分多く含んでおり、ヒノキを削り、それに摩擦を加えることで火を起こしていたことから、「火の木」との名前が付いたといわれています。有名なところでは現存する世界最古の木造建築と言われている奈良・法隆寺に使用されており、そのほかにも京都を始めとする歴史ある日本の建築の最重要素材として、古来から注目されてきました。

日本書紀によると「スギとクスノキは舟に、ヒノキは宮殿に、マキは棺に使いなさい。」と書かれています。

こんな言葉も。

ヒノキ舞台に立つ… 自分の手腕を人々に見せる晴れの場所(goo辞書参照)。

これは江戸時代の歌舞伎の舞台に由来している言葉で、当時から日本人はヒノキに親しみをもち、尊んでいるといことがわかります。さらに、その価値が非常に高いことから、一流の役者という意味も含んでいました。

コンクリートよりも強い木

皆さんご存知でしたでしょうか。日本の様々な歴史的な建造物を支えてきた檜「ヒノキ」。光沢や、品質の良さに加えてその耐久性の強さは世界でトップレベルとも言われいています。なんと驚くことに、今現在最も建築で使用されているコンクリート素材の倍以上の耐久性を兼ね備えているのです。

例えば、コンクリートの耐久年数は長くて60年(風化が進行する速度が1cmにつき20年くらい)、一方で檜の耐久年数はその約3倍以上の200年。加えて、その200年という期間中はむしろ強くなっていくそうで、伐採から200年は強くなり、そこから1000年かけて徐々に衰えていくのです。近年では「総檜造り」と呼ばれる家の隅々まで檜を使う家も増えており、一等品として注目を浴びています。つまり、檜はコンクリートにも勝る自然界が作り上げた最強の建築素材の見方なのです。

強さだけじゃない!檜の使い方

ヒノキは、ただの建築素材ではなく、その特有の芳香作用から、お風呂等をはじめとしたリラックスの場にも使用されています。例えば、近年では「香り嫌いな人」にも香りを楽しんでもらおうと大手製薬メーカーが「ウッド系芳香剤戦略」を打ち立てています。また檜には、アルファピネンとボルネオールという成分が含まれていて、気分を落ち着かせる効果があることから、アロマオイルにも使用されており、森林浴と同等のリラックス効果が期待されています。

忙しくて、はるか遠くの森に行く時間がない。

だけど、このやりきれないストレスをなんとかしたい。

そんな方にもってこいのリラックス方法です。

20150321-02

そのほかにも、檜のもつ抗菌作用を利用し、シロアリ、ゴキブリ、ダニ対策にも使われています。

近年、日本人のダニアレルギーの増加は、建築様式の変化によって、ダニが増加していることが一つの要因にもなっていると考えられています。

そこで、ヒノキあられという正方形のブロック型の木材を害虫が発生している部分に置くだけで、繁殖防止につながるというものがあります。

http://www.hinoki-furniture.com/idea/hinokikoro.html

20150321-03

次は食について。

実は檜は、あまり私たちが気がつかないようなところで食を支えています。例えば、まな板や、居酒屋に使用されている立派なカウンター。

抗菌作用だけでなく、その存在感は、食をより惹き立たせてくれます。

さらに、最近ではお弁当箱として使われたりもしています。

生活を支えてくれている日本の素晴らしい木のひとつ「ヒノキ」。みなさんも、触れて、感じて、愛してみてください。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
私たちはMerryHomeを応援しています
MERRY HOME の売り上げの一部は、NPO法人「MERRY PROJECT」による笑顔の社会貢献活動に役立てられます。